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元銀座ホステス司法書士です。
私は、大学院に進学したり、宅建試験と行政書士試験を短期間かつ一度の受験で合格したり、合格率3パーセントといわれる司法書士試験に合格したり、と社会人になってからも勉強を継続してきた経歴がありますが、勉強の仕方について試行錯誤を繰り返し、研究してき勉強方法研究家でもあります。
そんな私の経験から、勉強が苦手な人でも資格試験の勉強に挑戦し、勉強を継続させる方法をご紹介します。
社会人になって勉強を再開させたい人が最初の一歩を踏み出すには
先が見えにくい、不安定な世の中で、多くの人が「何か勉強しなきゃいけないかも」と感じているのではないでしょうか。
私の経験からも、勉強はしたほうがいい!と強くおすすめします。
勉強しないと、衰退するだけですから。
でも、何かしないとまずいなと思いながら、一歩を踏み出せない人の多くが陥っているのが
「勉強を始めたのはいいけど、続けられなかったらどうしよう」
という心配。なにも始まっていないのに、始めた後のことを心配している人がとても多い。
いやいやいや……継続できるかどうかを心配する前に、とにかく、早く行動しましょう。
経験上、何事も、早く始めるに越したことはありません。
行動するのが先。そのあとで、勉強を継続する工夫をする。これが順番。
勉強を始めてもいないのに、継続できるか心配して行動しないなんて、可笑しい笑
社会人になって、勉強することから離れていた人は、三日坊主を恐れず、勉強を再開させましょう。
仕事で忙しい社会人が、三日間勉強を続けられれば、それはかなり褒められたもの。
行動する前から「三日坊主になるかも」と恐れて行動しない人に比べれば、三日坊主になったとしても取り組んだ人の勝ちです。
まずは、行動。勉強をはじめること。
時間を作るために最初にすべきこと
「勉強を続けられないかも…」と頭で考えるのをやめて、資格試験の勉強に取り掛かったら、次なる課題は、勉強時間の確保です。
勉強時間が確保できないと「今日も勉強できなかった」という日が続き、結局、勉強することを諦めてしまうから。
社会人が勉強時間を確保するためにまず最初にすべきは
捨てるものを決める!
です。
捨てるものとは、例えば、テレビを見る時間。お酒を飲む時間。ネットサーフィンする時間など、無駄な時間を指します。
なぜ最初に捨てるものを決めるかというと、今まで通りの生活の時間割の中に、勉強時間を無理やり入れようとすると、必ず失敗するから。今まで通りの生活を送りながら勉強もしようとすると、無理が生じるのです。
一日は24時間しかありませんが、すでに予定でいっぱい…という人がほとんどですよね。
だから最初に、今までの生活時間割の中から、捨てるものを決めましょう
例えば、テレビを見る時間を捨てる、それだけで一日2~3時間程度、勉強時間の確保ができると思います。思っている以上に、だらだらとテレビを見てしまっているものですからね。
または、お酒を飲むのをやめる。お酒を飲むのをやめると、お酒を飲んでから寝るまでの数時間をすべて勉強時間に充てられます。
ちなみに、私が行政書士受験生、司法書士受験だったころは、テレビ、趣味の読書、友人と会う時間、飲み会、デートの時間を全て捨て、勉強の時間に充てていました。
捨てる時間を決めて、その時間をすべて勉強時間に置き換えましょう。
スキマ時間に勉強しない!
世間では、スキマ時間で勉強するようにおすすめされていますが、スキマ時間活用は上級者の勉強テクニックです。
たった10分のスキマ時間に、瞬時に集中して勉強するには慣れが必要。
勉強習慣を取り戻すまでは、スキマ時間は意識せず、30分、1時間などの、まとまった勉強時間の確保をするのがベターです。その方が、効率よく勉強できます。
テキストを開くことを習慣にするだけ
資格試験など、勉強をはじめたばかりの社会人が、ついやってしまいがちなのが、頑張って勉強してしまうこと。
でも、最初は頑張らないことをおすすめします。
勉強はじめは、まずは気負わず、テキストを開いて10分でも読めればOKです。
勉強を続けていれば、気分が乗らない日もやってきます。どうしても気分が乗らない日は、1ページ読むだけでも合格!よくやったと自分を褒める。
そのくらいのユルさが、勉強を習慣化させるコツ。
緩やかに、淡々と続けるのが、社会人が勉強を継続させるコツです。
100パーセントより80パーセントの努力を継続させる
勉強が苦手な人に多いのが、常に全力を出して、ガス欠を起こして、結局、継続できないタイプ。
社会人の勉強では、最初から全力疾走する必要なんてありません。スタートダッシュとばかりに、はじめから何時間も気負って勉強すると、あっという間に息切れしてしまいます。
勉強を再開したばかりの社会人にとっては、とにかく気楽な気持ちで勉強に取り組む方が、目標を達成しやすいと思います。
頑張りすぎると、途中で勉強が嫌になる可能性もあります。勉強するのがツラくなるような、根詰めるようなスケジュールは立てないことをおすすめします。
淡々と、コツコツ勉強を続ける方が重要です。続けるために、全力疾走はしないのが私のおすすめの勉強法。
途中であきらめず、最後まで走りぬき、そして結果を出す=合格するのがミッションです。
勉強はマラソンと同じ。決して、短距離走ではありません。(もちろん、短距離走的な勉強法で合格できる試験もあるかもしれませんが…)
勉強が苦手で、社会人になって久しぶりに勉強を再開したという人は、まずはゆっくりと一定のペースを保って、勉強を継続することを目標にしましょう。
途中で投げ出したり、飽きたりしないように、力みすぎず、息切れしないように、自分の状態を常にチェックしながら勉強と向き合うのがコツです!
※
いかがでしたか?勉強が苦手な人でも、勉強方法を工夫して試行錯誤することで、勉強を習慣化して、資格試験の合格や、語学の習得ができるようになります。上記、参考にしてみてはいかがでしょうか。